メタボ健診と食事

メタボ健診の意義は、生活を改善し、心身を健康な状態にする事にありますが、その中でも特に重要なのは、食生活の改善です。
メタボ健診で検査する項目は、いずれも食事によってその値が大きくコントロールされ、何より、メタボリックシンドロームや生活習慣病の大きな原因となるのは、食事の不摂生にあると言われています。
メタボ健診を受けるにあたり、また受けた後においても、どのような食生活を行うべきかという事は非常に重要になってきます。
一番身体に悪いのは、ジャンクフードやスナック菓子で、これらを過剰に摂取する事で、悪質な脂肪が溜まり、腹囲やコレステロール値が平均値よりも大きく上がってしまう原因になります。
しかし、常に栄養素やカロリーを気にしながら食事するというのも、中々難しいでしょうが、そこでオススメなのが和食です。
和食は塩分こそ高めですが、それ以外においては非常に栄養バランスの良い食事で、食の欧米化が進む日本ですが、和食こそが人間の体にとって最も優れた食事なのです。
特にひじきなどの海藻類、ごぼうなどの根野菜はとても身体に良く、メタボ体質の改善にも繋がります。
メタボ健診の為に食事療法を行う、というのは本末転倒のような感じがする人もいるかもしれませんが、結果的には自己の健康に対する認識が高まる訳ですから、全く問題はないのです。

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メタボ健診とダイエット

メタボ健診が義務化されたという事は、デブを淘汰するという政策と同義だ、などとネガティブな叫び声が聞こえる一方で、一生懸命ダイエットに取り組もうとするポジティブな人たちもいます。
メタボ健診によるダイエット普及効果はかなり高いと目されているようで、ダイエットにまつわる商品がここ一年弱の間に相当発売されています。
メタボ健診が義務化された事で、メタボリックシンドロームに関する項目の数値が一つの社会ステータスとして扱われるようになるのでは、という強迫観念にも似た不安や懸念が、ダイエット商品の購入に踏み切らせると踏んでの事でしょう。
確かに、ダイエット商品の中には有効な物もありますが、中には高額にも拘らず、まるで効果のない物もあったりします。
メタボリックシンドロームを予防するという意味でのダイエットならば、商品に頼らずとも実践でき、まずは、生活を改善する事で、間食を控え、一食の量を腹八分目に抑え、脂肪の多い食品を控え、毎朝30分でも散歩してみますと、これだけで随分と変化が訪れるはずです。
安易に金銭で解決しようとしても、結果的に上手くいかない場合が多いのは、これまでのダイエットブームで登場した数多のダイエット商品が定着してこなかった例が実証していますので、結局は、自分自身の気の持ちようなんです。

メタボ健診と運動

メタボ健診によって検査される項目は、運動によってその値を改善する事が可能で、メタボリックシンドロームの予防や治療には運動が有効であるということです。
メタボ健診によって検査されるメタボリックシンドロームは、内臓脂肪を減らす事によって予防できますが、この内臓脂肪は、皮下脂肪と比較しても落としやすいとされており、それは運動によって落とすのが最も効果的とされています。
ダイエットやメタボ防止の為に腹筋をしている人は多と思いますが、実際には、効率的とはいえません。
腹筋はあくまでも腹筋を鍛える為の運動であり、脂肪を落とすのには向いていませんが、もちろんやって損をするという事はありません。
最もメタボ予防に有効なのは、有酸素運動の継続ですが、激しい運動を10分するよりも、ウォーキングを1時間した方が効率が良いのです。
時間が掛かるというデメリットも、健康状態を保つ為だけでなく、精神的にゆとりを持たせるという意味では決してマイナスばかりではありませんし、何より、運動が苦手な人や、お年を召している人にとっても、ただ歩くだけで効果が出るという事実は歓迎すべきものです。
メタボ健診が始まる事をきっかけに、毎朝30分でもウォーキングを行うだけで、随分結果が変わってくるかと思います。

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Copyright © 2008 メタボ予防に有効な有酸素運動の継続